抄録
現在、国策としてマイナポータルの普及が期待されているが、社会保障の範囲内で提供される機能であり、地域性を鑑みたヘルスケアサービスには、地域単位での取り組みが必要となる。本稿では地域でのPHRサービスに焦点を当てて、ヘルスケア情報の利用価値を高めるための地域行政の役割について考察した。地域でのPHRサービス普及には、地域住民の視点に立ったコミュニティづくりと個人の行動変容に踏み込んだ価値発現を促すためのインセンティブ設計が重要となる。地域行政には公的アカウンタビリティを意識したサービス構築が期待される。