2023 年 59 巻 5 号 p. 371-373
国立がんセンター(現・国立がん研究センター)は、1962年に東京都中央区築地に中央病院と研究所が開設され、30年後の1992年7月に千葉県柏市に東病院(以下、「当院」)が2つめの病院として開院された。両院とも、がん専門の医療従事者の育成を行っており、その一環として、薬剤部においても2006年に薬剤師レジデント制度を発足し、がん領域における専門性の高い薬剤師の育成に取り組んでいる。本稿では、当院における取り組みの特徴を紹介する。読者の皆様の参考となれば幸いである。