東京農工大学大学院農学研究院応用生命化学部門
2023 年 59 巻 9 号 p. 837-841
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一般に,電解合成とは電気エネルギーを駆動力として利用する酸化還元反応であり,酸化剤や還元剤を用いることなく電子そのものが試薬として振る舞うため,アトムエコノミーの観点から環境調和型プロセスとして期待されている.本稿では,電解合成の中でも酸化還元反応に主眼を置いていない2つの例について,筆者らの研究を中心に紹介する.いずれのプロセスも陽極での一電子酸化によって生じるラジカルカチオンが鍵中間体となる.
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