ファルマシア
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ミニ特集 最前線
データ駆動型の創薬化学研究の現状
竹内 孝輔国本 亮
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ジャーナル 認証あり

2024 年 60 巻 2 号 p. 106-110

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抄録

医薬品研究開発には多額の費用と10年以上の期間を要する。創薬研究の成功確率向上および効率化を図るため、データおよびAI利活用の取り組みが注目されている。第一三共創薬化学研究所では、データサイエンス専門チームを作り創薬化学にデータサイエンスを融合させるとともに、2つの研究領域のシナジーを生むための循環型の人材育成策を実施した。本施策によって20%の研究業務効率化を達成し、さらに生産性向上に向けた前向きな変化を確認することができた。

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© 2024 The Pharmaceutical Society of Japan
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