京都大学大学院理学研究科
2025 年 61 巻 1 号 p. 35-39
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我々は、色彩豊かで光強度がダイナミックに変化する環境の中で生きている。このような光環境に対応するため、視覚の特徴として、「明るい所でも暗い所でもものの形が分かること」と「色が分かること」が挙げられる。本稿では、様々な動物の眼の視細胞で機能する光センサータンパク質の解析を進めることで明らかとなった、脊椎動物の暗所視・明所視と色覚の進化・多様化をもたらす巧みな分子メカニズムの一端を紹介したい。
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