ファルマシア
Online ISSN : 2189-7026
Print ISSN : 0014-8601
ISSN-L : 0014-8601
最前線
光センサータンパク質からみた視覚の進化と多様性
山下 高廣
著者情報
ジャーナル 認証あり

2025 年 61 巻 1 号 p. 35-39

詳細
抄録

我々は、色彩豊かで光強度がダイナミックに変化する環境の中で生きている。このような光環境に対応するため、視覚の特徴として、「明るい所でも暗い所でもものの形が分かること」と「色が分かること」が挙げられる。本稿では、様々な動物の眼の視細胞で機能する光センサータンパク質の解析を進めることで明らかとなった、脊椎動物の暗所視・明所視と色覚の進化・多様化をもたらす巧みな分子メカニズムの一端を紹介したい。

著者関連情報
© 2025 The Pharmaceutical Society of Japan
前の記事 次の記事
feedback
Top