繊維学会誌
Online ISSN : 1884-2259
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光照射法および開始剤法によるキトサンへのグラフト共重合
高橋 璋菅原 康里堀川 義晃
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1987 年 43 巻 7 号 p. 362-369

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抄録
キトサンへのMMAのグラフト重合において,
1) 無触媒光照射法では誘導期が存在し,重合は主としてNH2基の光分解により進行する。
2) 光増感法ではAIBNのグラフト活性がPh2COのそれに比べて大きい。
3) 開始剤法では過硫酸アンモニウムのグラフト活性がH2O2に比べて大きいことがわかった。
以上3種の重合法において,平衡時のグラフト率および見かけの分岐数は,一般に
開始剤法>無触媒光照射法>光増感法の順になる。
AN-MMAおよびAN-Stの二成分の光グラフト重合において,グラフトおよびホモポリマーのモノマー反応性比は,均一系で得られた文献値とほぼ一致することがわかった。
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