日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
2002年大会学術講演会研究発表論文集
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電気表面抵抗による建材の抗菌および防汚性能の評価に関する研究
その4 光触媒系外装タイルの屋外暴露試験および促進耐候性試験
板谷 俊郎三浦 勇雄
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会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 17

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抄録
最近、盛んに使用されつつある抗菌および防汚性能を有する建材の実用的な評価方法は、未だに確立されていない。そこで著者らは、表面抵抗によって抗菌および防汚建材の性能を評価することを試みてきた。本報では、防汚性能を有する光触媒系外装タイルに関して、屋外暴露試験約1年および促進耐候性試験3,000時間を行い、表面抵抗による評価方法を適用して、汚れと表面抵抗との関係を調べるとともに、汚れを呈するときの防汚建材の活性を表面抵抗によって求めることを目的とした。その結果、タイルの汚れと表面抵抗とが対応していることが分かった。したがって、表面抵抗によってタイルの汚れを定量的に評価することが可能であると考える。
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© 2002 日本建築仕上学会
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