抄録
近年、耐久性や意匠性から多用されている外装仕上材料として、石材があげられる。しかし、過去に行われた建築材料の視覚的評価に関する研究に石材仕上げを対象としたものは少ない。材料の視覚的評価には、材料の色・模様・形状といった要素が相互に影響を与えていると考えられ、実際の材料表面のこれらの物性値と感覚的な評価との関係を定量的に究明することで、材料の視覚的特性が明らかとなり、設計段階での材料選定の一助となると考えられる。本研究では、外装仕上材として多用されている天然砂岩を用いて基礎的な検討を行い、砂岩種類・試料表面の物性値と官能検査より得た感覚尺度値との関係を考察した。