抄録
本報は、別報の「ALCを使用した鉄骨建築物の分別解体実験」に関連して、ALCの手解体に関する歩掛り作成の一環として行った「ALC投入量」の調査結果を報告するものである。建物において実際にどの程度のALCパネルが使用されているのかを把握することを目的として、既存の建物について調査を行った。ALCパネルを使用する建築物の用途・規模に関する既存の調査結果から、対象を専用住宅、店舗等併用住宅、共同住宅、事務所、工場、店舗とし、階数に関しては5階程度以下とした。また、部位別の数量を調査した。今回の投入量調査は、ALCの分別解体に関してははじめての試みであり、意義は大きい。ただし、工事費用の算定をするためには、工事条件、地域差等、より多くの事例研究が必要である。