抄録
1978年宮城県沖地震ではALCパネルも被害を受けたが、その後構法の改良・新たな構法の採用等で業界として地震安全性を高める努力を行ってきた。25年と言う期間を挟んだ同一地域の地震について、その被害状況の調査を行った。調査地域は、最も震度が大きかった、気仙沼・大船渡・石巻とし、調査方法はALCを使用した建築物について、件数の把握・不具合情報の収集・現地調査を行った。また、取付構法の別を可能な限り調査した。結果は、極めて軽微なひび割れがその被害のほとんどであり、躯体の障害があるものが1件報告された。今回の地震では上記地区での震度は6程度であったが、ALCパネルに関する被害は目立ったものが無く、充分に安全であることが確認された。