日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
2005年大会学術講演会研究発表論文集
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レーザによる石材の微細加工
*永井 香織ウィグナラージャ シバクマラン
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キーワード: 石材, 表面粗さ, レーザ, 防滑性
会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 30

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抄録
建設分野では天然石材は高級仕上材料として用いられ、本磨きの石材は超高級材料として壁や床材に使われる。しかし、本磨きの表面は平滑であるため、雨などの影響による滑りの問題がある。防滑対策として表面に樹脂塗料や滑り止めシールなどいくつかの方法がある。これらの方法は剥がれなどの問題があるため、定期的なメンテナンスが必要である。本研究は、レーザを用いて本磨きの石材表面に微細な多数の孔を形成することで、表面の光沢を保持し、かつ防滑性を付与することを検討した。その結果、レーザで形成した孔の径が0.2から2mm、孔の間隔が1.25から5.0mmの場合に、光沢性を付与し、摩擦係数を向上することが可能となった。
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© 2005 日本建築仕上学会
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