抄録
外装タイル張り工法においては、一般にタイル剥落の要因として地震時以外に施工性および経年劣化が挙げられる。そして、タイルの接着性能は引張接着強度で評価(目安となる程度として0.4N⁄mm²以上)とされているが、初期の強度のみにより、剥落の危険性を評価することは必ずしも適切とは言い難く、最近の様々な研究ではタイルの接着性能について検討する際に軸ひずみ追従性による試験・評価等も行われている。そこで本研究では、コンクリート下地で引張接着試験および軸ひずみ追従性試験を行い、工法による違い、張付材の種類および環境条件が接着性能に及ぼす影響について検討を行った。