抄録
京都市内に於いて40年程工場の屋根材として使用され劣化した、石綿スレート小波板(クリソタイル7%含有)を用いて、各種ケレン方法(竹箒、真空掃除機)を実施した場合のアスベスト粉じんの飛散量を測定した。次に、ケレンした石綿スレート板にエアレス塗装、ローラー塗り等によりプライマーを塗装した場合のアスベスト粉じんの飛散量を測定した。また、塗膜乾燥後の石綿粉じんの飛散量も測定した。なお、石綿粉じんの飛散量測定では、通常の位相差顕微鏡法に加えて、分散染色法を併用しクリソタイル繊維濃度についても測定した。結果から、素地調整の方法がアスベストを飛散させないために重要であることが分かった。