抄録
地球を取り巻く環境に対する社会的な関心が国内外を問わずに急速な高まりをみせる今日、大気中に放出される炭化水素量の多くが、建物外壁等の新築・改修工事を塗装材で現地施工する際に排出される有機溶剤が占めていると言われている。このような現状に鑑み、従来の溶剤系塗装材の代替として環境負荷低減効果が期待できる市販弱溶剤系及び水系塗装材の品質確保・向上を目的として実施している試験のうち、弱溶剤系塗装材(5商品)、水系塗装材(13商品)及び溶剤系塗装材(4商品:比較用)の6年間に渡る屋外暴露試験による色差・光沢の変化、及びSEM・EDX・FT-IR等による各種表面分析に基づく評価結果について報告する。