日本医真菌学会総会プログラム・抄録集
Print ISSN : 0916-4804
第49回 日本医真菌学会総会
セッションID: P-59
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アトピー性皮膚炎に関連する Malassezia 特異抗原の解析
*石橋 芳雄加藤 博司杉田 隆西川 朱實
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抄録
[目的] ヒト皮膚の常在真菌である Malassezia は,アトピー性皮膚炎 (AD) の増悪因子の一つとして注目されている。我々はこれまでに、AD 患者皮膚において M. globosaM. restricta が高い定着率を示すことを明らかにしてきた。さらに、アトピー性皮膚炎患者血清 IgE に反応する抗原をこれら 2 菌種について検索し、それぞれの抗原の検出頻度や抗原特異性などの免疫学的性状を明らかにした。そこでこの度は、Malassezia 特異抗原のなかで特に検出頻度の高い抗原について、その物理化学的性状を詳細に解析した。
[方法] 抗原は M. globosa および M. restricta の菌体破砕液より調製した。IgE 抗体と反応する抗原の検出は AD 患者血清を用いたイムノブロット法により行った。抗原のプロテオーム解析は MALDI-Qq-TOF MS/MS シーケンスタグ法により行った。
[結果および考察] 高頻度に患者血清で検出される抗原として M. globosa の 42 kDa, PI 6.5 のタンパク,M. restricta の 49 kDa, PI 5.3 のタンパクがそれぞれ同定された。さらにプロテオーム解析により、これら抗原の部分的な内部アミノ酸配列を明らかにした。なお、これらのアミノ酸配列に相同性を示す既知タンパクは SWISS-PROT タンパク質配列データベースに存在しなかった。
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© 2005 日本医真菌学会
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