日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
2010年大会学術講演会研究発表論文集
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太陽光発電セルの透明性向上と色彩に関する研究
*蔡 進耀
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キーワード: 太陽光発電, 透明度, 色彩
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p. 23

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抄録

太陽光発電の急激な成長に伴い、シリコンやインジウムなどの原料は不足をしてきている。アモロファスは真空蒸着技術をつかうために、従来の1/100の原料で硝子に蒸着できることから高い経済性を得られる。しかも、6%程度しかなかった発電効率はタンデム型という異なる原料を重ね合わすことで10%の発電効率を可能とし、近いうちに12%も可能になる。未来型でエコの製造技術のアモルファスはアメリカのファーストソーラーの急激な伸びをみても、証明されている。本研究は、欧州で開発された半導体の基本技術を改良して発電効率を10%にまで到達させ、性能保証20年を可能にした内容を示す。建築材料としては、窓や屋根にそのまま施工できること、透明性があり、色彩も5種類を準備することを可能とした。太陽光発電も建材と一体化しないものはフランスでは補助金も少なく、景観との調和が求められ、性能と建築のバランスを確保するデザインの時代になった。

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© 2010 日本建築仕上学会
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