日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
2010年大会学術講演会研究発表論文集
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鉄筋コンクリート造集合住宅における仕上塗材の老朽度判定方法の検討
その3 屋外暴露10年の結果に基づく仕上塗材の劣化状況
*長谷川 拓哉樫野 紀元濱崎 仁千歩 修朴 宰弘津村 昌伸廣瀬 哲也石原 有七茂木 孝紀
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会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 31

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抄録
集合住宅を維持・管理する上で、適切なメンテナンスを行い、老朽化した部位の改修を行うことが重要である。内外装の仕上塗材においても、美観のほか、躯体の保護に関わるため、適確な老朽度判定を行うことが必要である。その3では、その1で検討した塗膜の老朽度判定手法の検討を目的とし、コンクリートに新設・改修仕様の仕上塗材を施工した試験体を、石狩、つくば、東京、沖永良部に10年間屋外暴露し、塗膜の各種性状について測定を行った。その結果、塗膜の劣化性状として、改修仕様は、新設仕様と比較して、光沢保持率の低下と白亜化の進行度は小さいが、色差は大きくなる、白亜化の進行と光沢保持率の低下は関連深いなどの知見を得た。
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© 2010 日本建築仕上学会
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