抄録
促進試験の水準は、熱の影響だけの温冷繰返しと水の影響だけの乾湿繰返し及び熱と水の両方の影響を確認する温冷・乾湿繰返し試験を400サイクル実施した。測定項目は、タイル面、下地面、裏面に取り付けられたひずみ計と熱電対によってひずみと温度と、400サイクル後の接着強さと破断断面を調べた。結果として、各種の促進試験で、各接着界面のひずみ変化と接着強さを評価した結果、透明防水材でタイル目地からの雨水の浸入を防止(モイスチャームーブメントの阻止)によって、タイル張り仕上げ外壁からのタイル剥離防止が可能であることがわかった。