抄録
近年、ペット居住可マンションの増加に伴い、ペットの室内飼育が増加しており、集合住宅の騒音における判例件数はペットの鳴き声が最も多い。住居にはペットの鳴き声を防ぐとともに、ペットが過度のストレスを感じる音を防ぐ必要がある。東日本大震災発生に伴い、応急仮設住宅の有用性と限界が検討されつつある。被災者の多様な生活パターンには、ペットが屋外または屋内で飼育していた等も含まれる。こうした生活パターンに対応した応急仮設住宅の建設には、建築計画段階から配慮するべきであり、被災者の生活の質を確保しなければならない。また、平成25年6月に、環境省から「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」が制定され、飼い主の救護支援、放浪動物による人への危害防止や生活環境保全対策としてもペット救護は必要になる。本稿では、住宅内外において発生する音を調査、東日本大震災にて建設された仮設住宅の状況調査を行った上、住宅を構成する建築材料の音響特性評価をし、音源と建築材料の特性を音圧レベルと周波数において研究する。