抄録
透明なアクリルウレタン系防水材を用いたタイル張り仕上げ外壁改修工法(以下,本工法)で,タイル面およびタイル目地を防水することで,温湿度変化により発生する伸縮繰返し疲労に伴うタイル接着強度の低下を軽減できることを既報で報告した.本報(その2)では,温冷繰返し・乾湿繰返し・温冷乾湿繰返し試験を3000サイクルまで継続し,タイルの接着強度とその破壊形態の推移を検証した.その結果,温冷繰返し作用のみでなく乾湿繰返し作用の影響も大きいことが明らかとなり,本工法によりタイル目地からの雨水浸入を防止することで,経年で発生するタイルのはく離を予防できるものと考える.