抄録
塗膜防水は施工時に液体である為、複雑な形状の下地にも適用可能である一方で、施工段階の各種要因が完成後の膜厚に大きく影響を及ぼす。特に施工面が垂直である立上り部は、膜厚の確保が平場より困難である。本研究は、防水材の粘度と施工具の組み合わせが、完成後の膜厚と施工のしやすさに及ぼす影響を明らかにすることを目的に行われた研究である。粘度6段階(2~60Pa・s)と施工具3種類(現場でよく使用されている物)の全18種類の組み合わせの施工実験を行った結果、適切な膜厚が確保され、且つ施工性が良い組み合わせは、粘度8Pa・s(せん断速度200/s時)とゴムべら,ポリエチレンべらの組み合わせである事を明らかにした。