主催: 日本建築仕上学会
会議名: 日本建築仕上学会2017年大会学術講演会(第28回研究発表会)
回次: 28
開催地: 東京大学(本郷)小柴ホール(理学部1号館中央棟)
開催日: 2017/10/26 - 2017/10/27
p. 201-204
本報では、二層分離形複合樹脂粉体塗料を含む粉体塗料に、着色顔料として表面処理が異なる複数の酸化チタンを組合せた硬化塗膜の断面構成を確認するとともに、18ヶ月間の屋外暴露耐候性試験を実施して、酸化チタンの種類が塗膜の耐候性に与える影響を検討している。本報の結果から、以下のようなことがいえる。(1)硬化塗膜の表層に顔料を含まないふっ素樹脂層が形成される二層分離形複合樹脂粉体塗料は、過酷な環境での屋外暴露において、組合せる酸化チタンの種類が硬化塗膜の耐候性へ与える影響は軽微であると考えられる。これは、塗膜表層に顔料が存在する熱硬化形ふっ素樹脂粉体塗料やイソシアネート硬化形ポリエステル粉体塗料とは、大きく異なる特性である。(2)既往の文献で述べられているように、北緯28度以南の南西諸島における屋外暴露試験では、2年程度の期間で耐候性に対する一定の評価が可能であると判断できる。