主催: 日本建築仕上学会
会議名: 日本建築仕上学会2017年大会学術講演会(第28回研究発表会)
回次: 28
開催地: 東京大学(本郷)小柴ホール(理学部1号館中央棟)
開催日: 2017/10/26 - 2017/10/27
p. 209-212
近年、躯体精度の向上により下地調整モルタルがない直張りタイル仕上げが増加している。仕上材の厚みが薄いため、アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法は適用できないとされていた。筆者はアルミ製フレームを取り付け、はらみを押えながら注入する工法を開発した。強い圧力で注入できるようになった結果、余圧による注入材の戻りやピン(ステンレス製全ネジボルト)の浮き上がりが見受けられるようになった。そこで機械的固定力を持った新しいアンカーピンを開発し、樹脂の戻りとピンの浮き上がりの解消を図った。仕上材の浮き補修では、注入材の接着とともにアンカーピンを併用することが求められる。新しいアンカーピンが、仕上げ層の薄いタイル直張り仕上げに対し、十分な剥落防止効果を有するか確認するため、引抜き試験と頭抜け試験(試験方法を考案)行った結果を報告する。