抄録
長期間にわたり耐候性と美粧性が要求される建築鋼構造物に対して、着色塗装仕上げを行う場合に、一般的な腐食環境において代表的な塗料として、下塗り塗料としてJIS K 5551 構造物用さび止めペイントA種、上塗り塗料としてJIS K 5659鋼構造物用耐候性塗料(溶剤系)が使われている。2018年9月これらの規格に新たに水系塗料の規格が追加された。本報告では、この水系塗料を用いた仕様が建築物の鉄部の仕様として妥当かどうか、現行溶剤形仕様と比較検証することを目的とする。前報の実験計画に従い、本稿ではサイクル腐食性および促進耐候性について評価を行ったので報告する。