水産工学
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インターロック繊維濾材を用いた浸漬濾床と回転円板装置のアンモニア除去特性
吉野 博之宮嶋 克己佐藤 修梨本 勝昭
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2002 年 39 巻 2 号 p. 145-153

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抄録

インターロック繊維を濾材として用いた浸漬濾床と回転円板装置について,流量,回転数,浸漬率がアン モニア除去に与える影響を処理水のアンモニア態窒素(NH4-N)濃度1, 0.5mg-N/Lにおいて調べ比較した。 浸漬滅床では,流量に比例してアンモニア浄化能が増加した。 RBCでは,アンモニア浄化能に対して回転数 12-18rpm,浸漬率40%以上で高い値を示した。流量の増加に伴って,アンモニア浄化能も少し増加したが, 浸浅漬床より影響は小さかった。 NH4-N濃度1mg-N/Lにおけるアンモニア浄化能は浸漬濾床(流量,240L/h) では最大約0.25g-N/m2/day, RBC (回転数12rpm,浸漬率50%,流量120L/h)では最大約0.15g-N/正2/dayと なり,浸浅濾床の方が高い値が得られた。

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© 2002 日本水産工学会
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