国立研究開発法人水産研究教育機構水産大学校
神奈川大学工学部
2024 年 61 巻 1 号 p. 9-15
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本研究の目的は,漁獲物の手選別ラインの実態を調査し,より高度な機械化の際に考慮すべき課題を分析することであった。対象は松浦地方卸売市場とした。分析の結果,特定のワークステーションに流入する魚体数が,労働者の選別能力の1.5倍を超えると,選別ラインが停止することが明らかになった。問題点の解決には,作業員の選別能力を超えないようにライン上の魚体数を調整する必要がある。このような労働集約的な手作業の分析により,選別効率向上のための技術開発が促進されることが期待される。
水産土木
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