森林研究
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ヒノキ林内に樹下植栽されたヒノキの生長について(Ⅱ)
植栽後5年間の生長
川那辺 三郎玉井 重信
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1981 年 53 巻 p. 33-42

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抄録
徳山試験地(山口県徳山市鉢窪)の45年生ヒノキ人工林内で1973年に本数の割合で30~51%を伐採する間伐を行なった3林分と,間伐を行なわない林分および無立木地に合計5区の試験区を設定して1975年春にヒノキの苗木を植栽した。この報告は植栽後5年間の生長と上木の量や林内の相対照度などの関係を検討したものである。
樹下植栽されたヒノキの直径生長量は上木のない区が最大で,間伐の度合が低く上木の胸高断面積合計の大きい区ほど小さくなり,この傾向は各1年間の生長量についても同様である。樹高生長量は強度の間伐を行なった区では上木のない区との差が少なく,弱度の間伐区では胸高断面積合計が大きいほど小さくなる。各1年間の樹高生長量を比較すると強度の間伐を行なった区の値が上木のない区より大きい年があるが,この傾向は直径生長ではみられない。平均個体重は上木のない区が最大で上木の胸高断面積合計が大きいほど小さくなる傾向がみられる。単位葉重あたりの個体重の生長量は胸高断面積合計の大きい区ほど少なくなる。無間伐区には葉量の著しく少ない個体があり,葉の能率の低いこととあわせて生長の差がさらに大きくなる傾向がみられた。
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© 1981 京都大学フィールド科学教育研究センター
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