森林研究
Online ISSN : 2759-3134
Print ISSN : 1344-4174
酪農地帯の形成過程(I)
北海道演習林(標茶区)をめぐる地域性の研究
北尾 邦伸
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1981 年 53 巻 p. 87-104

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抄録
京大北海道演習林が設置されている道東で,近年,普遍的な土地利用形態となった酪農業の形成過程を認識するために,最寄の弥栄地区を事例的にとり上げて実態分析をした。
全体構成を目次として示すと次の如くである。
I.はじめに―問題意識― II.標茶町の概況および「前史」 III.北海道酪農業における道東の位置 IV.弥栄地区にみる酪農業発達史 (i)緊急入植開拓者農業時代(昭和20年代)‹以上本号,以下次号予定› (ii)主畜農業時代(昭和30年代) (iii)專業草地酪農時代(昭和40年以降) V.弥栄地区にみる酪農業の現段階 (i)個別経営視点からの農家の実態と問題点 (ii)「地域酪農」視点からの実態分析 VI.総括
弥栄地区の酪農業は,開拓者農業→主畜農業→専業草地酪農へと発達してきたのであり,林業的には,それに照応して製炭時代→造林時代→脱林業時代へと推移してきている
林業雇用労働力的には,現段階の弥栄にはほとんど期待できず,演習林の造林作業は,このような酪農業形成過程で地域に片方で形成されてきた林業賃労働専業集団に,請負に出す形で進められるに至っている。
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© 1981 京都大学フィールド科学教育研究センター
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