森林総合研究所九州支所森林資源管理研究グループ
九州大学農学部
2002 年 1 巻 p. 125-136
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高密度でかつ高齢となった九州地方ヒノキ収穫試験地のデータを用いて林分密度の推移について解析を行った。林分密度の尺度として相対幹距と林分密度管理図の収量比数を主に利用した。相対幹距を用いて林分密度を解析すると、ヒノキの無間伐林分の相対幹距はスギのそれと同様10%に漸近することが明らかになった。また、収量比数と相対幹距には強い負の相関がみられた。さらに密度管理図の最多密度曲線を超過する試験地が存在し、ヒノキの最多密度曲線調製の必要性を示唆するものと考察された。
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