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立木消失の指標
ヒノキの樹幹形と成長量の関係
時光 博史
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2004 年 3 巻 p. 47-67

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抄録

梢端からの距離lとその位置における樹皮厚を除く直径dを用いて1/dを形比kと呼んだ。次にヒノキ林の毎木調査結果から胸高位置における形比の一様分布、林分内の標準木の樹幹解析結果から形比k= a+b1と樹高成長曲線を求め、これによる林分モデルを作成した。モデル林分の幹曲線はBehre式となり、単木と林分の幹材積、最多密度を表す数式が導かれた。モデル林分の幹材積は現実林分より10%過少となった。林分を単木の幹の集合として容易に表現できたが、モデルは更に改良が必要と思われた。

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