主催: 角田 雅照, 柗本 真佑
会議名: 第29回ソフトウェア工学の基礎ワークショップ(FOSE2022)
開催地: 島根県松江市
開催日: 2022/11/10 - 2022/11/12
p. 239-240
本稿では,インシデントに対する情報リテラシー教育を二段階で行う必要があることを示し,実際にこの手法を適用した結果によって,その有効性を明らかにする.インターネットの利用が日常的な行為となった.それに伴いインターネットを利用した時の事件および事故が増加した.利用者が情報セキュリティのインシデントにどう対処すべきかを考えられるようになる教育が必要である.我々が提案する教育手法では,インシデントの情報を収集して説明する場面と,インシデントの解決策を考える場面の2つの場面から構成されるゲームを適用する.教育にゲーム要素を取り込むことによって,参加者の学習意欲を継続させる効果を期待できる.提案する手法の有効性を評価するために,社会人に教育を実施した.その結果,有効性が明らかになった.