主催: 角田 雅照, 柗本 真佑
会議名: 第29回ソフトウェア工学の基礎ワークショップ(FOSE2022)
開催地: 島根県松江市
開催日: 2022/11/10 - 2022/11/12
p. 61-66
本研究では VR(Virtual Reality)環境での文字入力支援シス テムの設計と評価を行う.VR 環境で現実と同じように文字入力が行える ようになることで,声が出せない状況でのコミュニケーションが実現す るほか,仕事や教育などの文字を扱う場面が多い VR コンテンツを拡大 できる.VR 環境上での文字入力は空間把握が難しく,それが誤入力の原 因となる.これらを解決するために,本研究では広く普及しているフリッ ク入力に触感を伴わせて空間把握を行いやすくしたものと,空間把握を する必要がない指文字入力の 2 つを提供し利用者の環境に合わせて切り 替えられるようにする.これらの方法に予測変換機能を組み合わせるこ とで誤入力を補完できる文字入力システムを設計する.評価実験では提 案する入力方法の入力時間と誤入力回数の計測を行った.