日本薬理学雑誌
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シリーズ:ポストゲノムシークエンス時代の薬理学
網羅的遺伝子発現解析(DNAチップ,マイクロアレイ)とそのゲノム創薬への応用
辻本 豪三
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2005 年 125 巻 3 号 p. 153-157

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抄録
ポストゲノムの創薬ターゲット探索やターゲットバリデーションに役立つ技術としてDNAマイクロアレイ技術は注目されている.たとえば,疾患組織と正常組織の遺伝子発現プロファイルを網羅的に比較することが可能になり,疾患組織で特異的に発現している遺伝子や逆に発現が抑制されている遺伝子など,疾患関連遺伝子として創薬標的分子を探索する際に重要な情報になる.そのようなサーチ研究用ツールを有効に用いて薬理学研究を促進するためにはバイオインフォマティクスが必要である.
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© 2005 公益社団法人 日本薬理学会
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