日本薬理学雑誌
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創薬シリーズ(5)トランスレーショナルリサーチ(20)(21)
新規抗がん薬の創製プロセスとトランスレーショナルリサーチ
塩津 行正
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2011 年 137 巻 6 号 p. 241-244

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抄録

医薬品開発の成功確率は10,000分の1以下と低く,要する年数は10年以上である.投資する研究開発の金額は100億円超と言われており,この成功確率を高めることは重要である.この課題を解決するための1つの手法として,「トランスレーショナルリサーチ」の重要性が高まっており,研究成果の実用化,成功確率を高めるための様々な試みがなされてきている.本稿では,新規抗がん薬,特に「がん分子標的薬」の創製プロセスにおける「トランスレーショナルリサーチ」の果たす役割について概説する.

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© 2011 公益社団法人 日本薬理学会
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