抄録
【目的】病棟看護・介護職員の腰痛と労働遂行能力への影響、腰痛予防体操の認知度調査を目的とした。【対象】病棟看護・介護職員84名を対象とし、自記式のアンケート調査を実施した。【方法】基本属性、腰痛の有無・程度・期間、 運動習慣、腰痛予防体操の認知度を聴取し、腰痛群・非腰痛群の労働遂行能力・心理社会的要因について2群間比較、腰痛群の評価項目における単相関、心理社会的要因について疼痛、腰痛期間、腰痛予防体操の認知と実施有無群を説明変数とした重回帰分析を行い検討した。【結果】2群間比較において心理社会的要因の項目で有意差を認めた。単相関では、経験年数と疼痛、心理社会的要因と労働遂行能力、疼痛と心理社会的要因で相関を認め、 疼痛が労働生産性に与える影響は認められなかった。【結論】腰痛と労働生産性の直接の関連は今回の結果からは示されなかった。