抄録
[目的]本研究の目的は、地域在住中高年者の最大歩行速度と体幹筋量の関係性について検討することとした。[方法]本研究は横断研究である。対象は、地域で実施している体力測定会へ参加した地域在住中高年者とした。統計解析は、最大歩行速度を従属変数、体幹筋量を独立変数とした単回帰分析(Model 1)を実施した。Model 2では共変量と考えられる変数を投入し交絡を調整した。[結果]分析対象者は、地域在住中高年者72名[74±7歳(60−92歳)、女性75%]であった。共変量を投入した重回帰分析(Model 2)の結果、最大歩行速度と体幹筋量には有意な関係性があることが明らかになった(標準化偏回帰係数=0.38、p=0.019)。[結論]地域在住中高年者の最大歩行速度には、体幹筋量が関係することが明らかになった。歩行速度の維持・向上には体幹筋量へのアプローチが必要である可能性が示唆された。