主催: 日本知能情報ファジィ学会
共催: 国際ファジィシステム学会
ヒューマトロニクスには2つのステップがある。ファーストステップではシステムに人間を観察し理解する能力を持たせることにより、人間とシステムの間に調和の取れた関係を確立する。セカンドステップは知識、経験をネットワークを経由して共有することにより人間の生活を隅々までサポートする。今回はセカンドステップに着目し人間のサポートを行うネットワークインテリジェンスを用いたヒューメインビークルシステムの構築を目指した。ネットワークインテリジェンスとして次のようなシステムを考える。街角や車にカメラやPCからなる、知識エージェントをセットし、街角にセットしたものから周囲の状況や人間の意図やコマンドを認識し、また車に搭載したものによってドライバーの意図を認識する。そしてオントロジーとして周囲の状況、人間のコマンドや意図、そしてドライバーの意図といった情報を知的エージェント間で共有し協調の取れた人間支援を行う。