主催: 日本知能情報ファジィ学会
共催: 国際ファジィシステム学会
都市ごみガス化溶融焼却炉のごみ供給量制御にFuzzy制御を導入した。焼却炉内へのごみ供給装置のうち、ごみ貯留ホッパーのホッパーレベルを一定値に保つレベル制御を実施した。従来レベル制御は運転員の経験則で行っていたが、Fuzzy制御に置き換え自動化することで優位性を評価した。優位性は、COピーク数、CO平均値、制御目標値に関するプロセス値の分散、カオス解析法と不安定軌道(Unstable Periodic Orbits:UPO)解析法で評価した。Fuzzy制御では、COピーク数、CO平均値、制御目標値に関するプロセス値の分散などが従来制御より優れていることがわかった。またカオス解析、UPO解析からFuzzy制御は軌道安定性に優れており、従来制御でみられた特定軌道が除去されていることがわかった。