主催: 日本知能情報ファジィ学会
インターネットの発達により様々な種類のディジタルコンテンツが登場した。中でもエンターテイメント性のあるコンテンツが多く存在し、それを利用したサービスが普及するようになった。そのサービスにおいて2003年以降、音楽配信サービスは大きな注目を得ている。そこにはインターネットの「時間」と「空間」の制約を受けないという特性が大きく影響しているためである。しかし、空間制約を受けないためにサービスが保持する楽曲は膨大なものとなり、その中からユーザーの目的に合った楽曲を検索するのは困難である。本論文では人の感性を考慮した検索に着目し、ユーザーの嗜好を強く反映すると思われる「音楽」を考える。特に既存検索では困難だと考えられているクラシック音楽の検索に着目し、心理学的考察からアプローチすることで楽曲がどのような基準でそのイメージを決定されているかに注目し,アンケートを実施,分析をした上でその結果を考察する。