抄録
本稿では,感性工学,ラフ集合理論の観点からピクトグラムを考察する。
現在,一般的に使用されているピクトグラムを更に良質なものにすべく,ピクトグラムの理解度に対する評価法を提案する.本稿の特徴は,評価法にラフ集合を用いることである.多数のピクトグラムより得られる情報を扱う本稿では,多くの情報を分析することが可能なルール抽出手段であるラフ集合を用いることは大きな利点となる.また,if-then形式でのルールが抽出されることため,標準化されているピクトグラムの妥当性に関する評価,及び今までに表現の難しいと考えられていたピクトグラムの新たな表現基準を提案することが可能となる.