近年、アメリカの大学はオンライン履修指導サービスの導入の検討をEラーニング推進の一環として開始した。この傾向に応じて、我々はエキスパートシステム技術を用いた履修指導WWWシステムの開発を行っている。この結果、単なる記号に基づく推論が、必須教科、必要履修済教科、成績、教科概要、座席数、及び学生の週計画などの多くの要因に基づいた履修指導を可能にすることが分かった。次に、ファジィ論理を用いてあいまい性を有する要因(例えば、未来の教科開講可能性や教科内容の好みなど)の取り扱いを可能にすることで、履修指導の質が高まることが分かった。ウェブ技術は、遠方に住む学生及び通信教育やオンライン教育の学生に対して本システムへのアクセスを可能にする。本システムは論理プログラム機能とApache Tomcatを用いて簡単に実現可能である。