抄録
本文は,空気圧センサシステムを用いた自律神経系機能評価を提案する.自律神経系は心拍変動によって機能評価することができる.心拍変動を検出する一般的な方法として,心電計を用いる方法がある.しかし,心電計は複数のセンサを体表に直接固定するために被験者を拘束してしまう.空気圧センサシステムは,ベッドのマットレスの下に置くことによって,生体情報を非拘束に感知することができる.本文ではファジィ推論を用いた心拍変動法を提案し,自律神経系機能評価を行った.7人の被験者に提案法を適用した結果,心拍変動を心電計との相関係数0.851で検出することができた.また交感神経系の指標となるLF/HFを22.18%の誤差率で,副交感神経系の指標となるHF(n.u.)を11.98%の誤差率で評価することができた.