抄録
現在のWEBページは本文や広告,メニュー,リンク,動画などコンテンツが一画面に表示されており,ユーザが多大なストレスと感じることは少なくない.こういったストレスを解消するために様々なWEBインテリジェンスの研究がなされているが,未だにユーザビリティや可読性の問題を解決するに至っていない.
本研究では,WEBページ内のコンテンツを要素ごとに分解し,3次元空間上に階層的に表示するWEBブラウザ(3DWEBブラウザ)を提案する(以後,ブラウザ).このブラウザの導入によりWEBページの可読性を向上させ,ユーザの欲する情報をより的確に提示することが可能となり,WEBブラウジングの快適性の向上が期待できる.