抄録
Pawlak によって提唱されたラフ集合理論は,不明確で矛盾があるような非数値データを,予備情報や追加情報無しに粗く(ラフに) 記述することができる.ラフ集合理論を用いることによって,さらに規則化された知識を新たに抽出することが出来,これは決定ルールと呼ばれる.しかし,大量かつ複雑である決定ルールの分析は,その分野の専門家ですら困難を極める.そこで,本研究ではこの問題に対する解決策を検討し,決定ルールの新たな可視化表現としてrough-set-based multi-valued decision diagrams (R-MDD)を提案する.