抄録
近年,自動走行システムや運転支援システムの研究が盛んに行われている.これらの研究の課題の一つに車載カメラから得られた画像からの景観認識がある.そして,景観認識においては,領域分割手法が非常に重要である.例えば,車線検出に関する研究では,道路領域とそれ以外の領域への分割が必要である.また,道路標識検出に関する研究でも,対象物とそれ以外の領域への分割が必要である.本研究では,車載カメラから得られた画像を「空」「地面」「垂直物」の三種類の領域に分割する手法を提案し,景観認識へ応用する.領域分割は,グラフを用いた領域分割で生成されたsuperpixelという領域を結合することで行う.景観認識は,Adaboostを用いて生成した学習器により,各領域が「空」「地面」「垂直物」のいずれかであるのかを判別することで行う.