抄録
本論文では,ユーザのイメージを反映する演奏表情生成システムにおける演奏表情の修正手法を提案する.ユーザはイメージを言葉で入力し,システムはイメージを反映した演奏表情を生成する.ユーザによってイメージ語の解釈は異なるため,システムはユーザと対話することで演奏表情を修正していき,目標とする演奏表情を生成する.提案する修正手法では,「もっと明るい」というように副詞とイメージ語を組み合わせた修正指示語をユーザが入力し,それをもとにシステムは感性空間上でのイメージ語の座標を移動することで,演奏表情を修正する.イメージ語の座標の移動距離は予備調査の結果をもとに算出し,移動方向はユーザからのフィードバックをもとに決定する.提案した修正手法を含めた演奏表情生成システムを実装し,システムの有効性を検証するための被験者実験とその結果について述べる.