抄録
ロボティクスは,総合的な学問を必要とする分野であり,大学教育の中でも重要な役割を果たす存在になりつつある.ロボットを用いた教育は,ものづくりという観点において,学習者に対して座学的な講義と比べ,体験的に学習結果を与える事が出来るため,強い印象を与える事ができると予想される.例えば,田中らは,子ども・ロボット研究として,子どもとロボットに関する学際的な研究成果をまとめ,新しい教育への応用を提案しており, 多くの成果が紹介されている.そこで,本学では工学部の機械電気工学科,航空宇宙工学科,情報メディア学科の3学科間の壁を取り払った学科横断型を特徴とするアクティブラーニングを導入した.テーマは上記学科における学習内容を要素技術として含むロボットとした.本学ではこの活動を「NBUロボットプロジェクト」として,工学部が一丸となって取り組む体制を整備した.まずは1,2年生にそれぞれ「ロボットプロジェクト入門」,「ロボットプロジェクト基礎」を正課の講義として取り入れ,初年時から段階的な教育を実施している.今回,これらの講義内容と教育効果,さらには当プロジェクトの将来展望,方向性を報告する.