抄録
現在の日本は総人口の約24%が65歳以上の高齢者となっており、独居老人の増加が問題となっている。そこで、独居老人の見守りのためのセンサーシステムの研究が注目されている。これまでの研究では、部屋に多くのセンサーを取り付けるシステムでは部屋の中でしか見守りできないということや、非常に高価になってしまうなどの問題があった。そこで、どこでも見守りができるように様々なセンサを身につけるウェアラブルなシステムがあるが、身につけるのが面倒であるという問題があった。そこで、本研究では洋服を着るだけででセンサとして使える感圧導電性衣服を用いた。感圧導電性衣服は生地の伸縮により電気抵抗が変動し、着用者の体の動きを計測することができる。この服を着ることで着用者の行動や感情などの状態認識を行った。両肘、両肩、両腰部の計6箇所の動きを計測し、そのときの感情、集中度、場所、行動などを着用者の状態として記録し、機械学習により認識を行った結果を述べる。