抄録
本論文では，ユーザ個人に合った運動と食事を提案する健康管理システムを提案する．近年，生活習慣病のリスクが高まっており，日本では健康への関心をもつ人々が増加している．特に，様々な生活習慣病の原因とされる肥満の解消は重要な課題となっている．本研究では健康管理の一つとして運動と食事に着目し，これらをユーザ個々人に合わせて提案する健康管理システムの提案を行う．本論文では，ユーザへ提示する運動メニューを作成するにあたって，バリエーションが豊かな運動の組み合わせを探索するために，組合せ最適化手法であるタブーサーチと遺伝的アルゴリズムを用いてシミュレーションを行った．その結果，遺伝的アルゴリズムを用いた場合に良い探索結果が得られることが確認された．
