主催: 日本知能情報ファジィ学会
会議名: 第34回ファジィシステムシンポジウム
回次: 34
開催地: 名古屋大学
開催日: 2018/09/03 - 2018/09/05
本論文では,ドライバの不適切な視覚的注意に誘発しやすい交通環境を特定する画像分析技術の実現を目的として,顕著性マップモデルを拡張した移動体誘目性マップを提案する.顕著性マップモデルは,低次視覚野のボトムアップな情報処理に関する科学的知見を画像処理に応用した,人の視覚的注意を模擬する計算モデルで,輝度や色相などの物体の目立ちやすさに関わる成分を特徴マップとして元画像から抽出して統合することで,人の注視を集めやすい画像領域を特定する.移動体誘目性マップは,移動体との衝突予測に関わる情報処理をトップダウン注意フィルタとして実装し,その出力と顕著性マップを統合することで,移動条件下で人の注意を惹きつけやすい視覚的物体を特定する.